一生の思い出をカタチに──結婚写真のすべて【スタイル・費用・撮影の流れ完全ガイド】
- photographyRicco
- 7月22日
- 読了時間: 5分
はじめに
結婚は人生において最も大きなイベントの一つ。その大切な瞬間を「写真」という形で残す「結婚写真(ウエディングフォト)」は、多くのカップルにとって欠かせないものです。
しかし、いざ撮ろうと思っても、
「結婚写真ってどんな種類があるの?」
「スタジオとロケーション、どちらがいいの?」
「費用はどのくらいかかるの?」
と、わからないことばかりという方も多いはず。
この記事では、結婚写真のスタイルや費用相場、撮影の流れ、後悔しないためのポイントまでを詳しく解説します。これから撮影を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1. 結婚写真の主なスタイルとは?
結婚写真には、大きく分けて以下の3つのスタイルがあります。
1-1. 前撮り(プレウエディングフォト)
結婚式の前にゆっくり撮影できるのが「前撮り」。式の招待状やウェルカムボード、プロフィールムービーなどに使うために撮影されるケースが多く、ロケーションや衣装にこだわりやすいのが特徴です。
メリット:
好きな場所・衣装で撮影できる
天候や時間帯を選べる
撮影に集中できる
1-2. 当日撮影(スナップフォト)
結婚式や披露宴の最中に、カメラマンが密着して撮影するスタイルです。緊張や感動の瞬間、ゲストとの自然なふれあいが残せます。
メリット:
ドキュメンタリーのようなリアルな記録
ゲストとの写真もたくさん撮れる
1-3. 後撮り(アフターフォト)
結婚式の後に撮影するスタイル。ゆっくりスケジュールを調整でき、こだわりのロケ地で撮影したい人にもおすすめです。
メリット:
結婚式に縛られず自由なスタイルで撮れる
忙しい式の準備と分けて考えられる
2. スタジオ撮影 vs ロケーション撮影の違い
2-1. スタジオ撮影の特徴
天候に左右されず、設備の整った空間でプロのカメラマンに撮影してもらえるスタイル。背景セットや照明、風を操る装置まで完備されていることもあります。
向いている人:
落ち着いた雰囲気で撮りたい
天候を気にしたくない
和装や正統派な写真を希望している
2-2. ロケーション撮影の特徴
公園や海辺、街中などで自然な雰囲気の写真を撮影。最近では観光地や思い出の場所を指定するカップルも増えています。
向いている人:
自然体の写真を撮りたい
景色や季節を活かした写真が好み
ペットや子どもと一緒に撮影したい
3. 結婚写真の費用相場
結婚写真の費用はプラン内容、衣装、撮影時間、ロケ地などにより大きく異なります。以下に一般的な相場をまとめます。
撮影スタイル | 内容 | 費用相場(税込) |
スタジオ撮影(洋装) | ドレス1着+撮影+ヘアメイク+データ納品 | 約5〜10万円 |
スタジオ撮影(和装) | 白無垢・色打掛+着付け+撮影 | 約8〜15万円 |
ロケーション撮影(洋装) | 撮影+衣装+ヘアメイク+出張費用 | 約10〜20万円 |
ロケーション撮影(和装) | 着付け+移動+撮影費 | 約15〜25万円 |
フルプラン | 洋装・和装両方+スタジオ&ロケーション撮影 | 約20〜40万円 |
※アルバムや台紙プリント、フォトフレームなどが追加になるとさらに費用がかかります。
4. 撮影当日までの準備の流れ
結婚写真の撮影は、計画的に準備することがとても大切です。
Step 1:撮影スタイルを決定
前撮り/当日撮影/後撮り、スタジオ or ロケーションなど、自分たちの理想をまず整理しましょう。
Step 2:スタジオ・カメラマンを選ぶ
ホームページやSNSで作風を確認し、口コミ評価も参考にして比較検討しましょう。できれば見学や相談を事前に行うと安心です。
Step 3:衣装・撮影内容の打ち合わせ
撮影に使用する衣装や小物、メイクのテイスト、希望のカット(座りカット、ジャンプショットなど)を細かく相談しておくと安心です。
Step 4:撮影当日
時間に余裕をもってスタジオ・ロケ地に到着。リラックスして撮影を楽しみましょう。
5. 後悔しないための結婚写真5つのポイント
5-1. カメラマンの作風を事前にチェック
撮影者によって写真の雰囲気は大きく変わります。Instagramや公式サイトで過去作品をチェックしましょう。
5-2. 撮影小物の準備を忘れずに
「Just Married」ボード、ガーランド、花束、指輪など、ワンポイントを加えるだけで印象的な写真に。
5-3. 撮影場所の天候・季節を意識
春は桜、秋は紅葉など、季節感のある写真は特に人気。ただし繁忙期(4月・11月)は早めの予約が必要です。
5-4. 体調と時間配分に注意
撮影は思った以上に体力を使います。無理のないスケジュールで、前日はしっかり休んでおくことも重要です。
5-5. データの保存とバックアップを忘れずに
せっかくの写真も、データが消えてしまっては意味がありません。クラウドや外付けHDDなどにしっかり保存しておきましょう。
6. 結婚写真は未来への贈りもの
撮影した結婚写真は、ただの記録ではありません。 数年後、あるいは10年、20年先に見返したとき、結婚当時の気持ちや空気感を思い出させてくれる「未来へのタイムカプセル」です。
また、両親へのプレゼント、祖父母への贈り物、将来生まれる子どもへの記録としても活用できます。
「自分たちのため」だけでなく、「大切な人のため」にも残しておく価値があるのが、結婚写真なのです。
まとめ
結婚写真は、結婚式そのものと同じくらい大切なイベント。 スタイルや場所、費用、撮影の流れなどをしっかり理解しておくことで、「後悔のない最高の一枚」を残すことができます。
最後にもう一度、成功のポイントをおさらいしましょう。
✅ 撮影スタイルを明確にする
✅ カメラマンの作風や口コミを確認する
✅ 季節・天候・スケジュールに余裕をもつ
✅ 衣装や小物の準備を忘れずに
✅ データ管理・保存は慎重に
一生に一度の瞬間を、最高の形で残すために。 自分たちらしい「結婚写真」を、ぜひ大切に選んでください◎



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